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2011/02/28

こんな絵本がありました

一つの鍵を持ってます。
それは自分です。

もう一つ鍵が増えました。

それは家族です。
どんどん増えます。
家族の鍵。友人の鍵、夢の鍵、恋の鍵。
秘密の鍵。プライドの鍵。正義の鍵。体の鍵。


そして新しく増えた鍵。
「守るもの」の鍵です。

この鍵を持つために、
どれかを失わなくてはケースに入りません。

あたしなら全部無理やりにでも持ちます。

「あの人、なんであんなにたくさん持つの?」

って言われても、あたしは全部大切なものだから
失いたくないのです。

それは難しかったりするんです。

心のドアが「今はどの鍵を回すの?」って
泣いているからです。

こんなにたくさんの鍵は一人で持つには重いのかな。
うまく全部は選べないのかな。

いっそのこと考えた結果は

「自分」の鍵をなくしました。

するとどうでしょう。

軸がぶれました。

他の鍵が叫んでます。
「何がしたいのだと」

友達の鍵と秘密の鍵がケンカします。
プライドの鍵と恋の鍵がケンカします。

御伽話はハッピーエンドを望むけど、
心のドアが開かない限りは
鍵の意味を失います。

いっそ全部捨てようと考えても
どちらにしても心のドアは開かない。

ずっと泣いて、涙して、とうとう錆てしましました。

そして心のドアは
一生開きません。

それがこの本の最終回。

こうなることは分かっていた。
そういう結末を言っても仕方がないので

明日の鍵を持って
ドアにさしてみようと思います。

開くかな?やっぱり開かないのかな・・・

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