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2011/03/25

意義

初めて電車の中で泣いた日の事を鮮明に覚えている

記憶ってそう簡単には消えないんだって
辛かった 本当に辛くて
このままどこかに消えてしまいたいくらい
電車と時間と不安だけが走っていた

自分の1つ1つの染色体がどんどん悲しくなって
いつか全部無くなってしまって
体すらも涙で溶けるかと思うくらい 脳が飛んでいってしまった

こんな気持ちになる位なら全部なかった事にしよう
きっと今までの人達は同じ気持ちで一人ぼっちだったんだ

自分は気づいてあげれなかった
なんてバカなんだろう

そんな事さえ考えたら彼らにすら同情して泣いた
初めて自分を毛嫌いして
感情を掻き毟ったりもした

空は星もなくて 街の明かりだけがぼやけて見えた
一人ぼっちで歩くのすら儘ならなかった

神様なんて本当にいるのかすらその日ばかりは疑った
最低なのは分かってるけど
すべてを否定して 大声で鳴いた ウミネコのような声で

心に穴が開いて
いつ塞がるのか ずっとそればかり考えた
みんなこんな気持ちになるのか
あたしだけが病気なのかと思うくらい

とりあえず祈って 誰に祈るのかもわかんないのに
何かがないと押し潰れてしまいそうだった

日々が流れて変わるのに気づいて
とりあえず目を閉じたのも鮮明に覚えてる
変えたい自分がここにいたから 怯えながらでも真実を知ろうと思った

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